今回はおうち英語からすこしそれますが、
『旅育』って聞いたことありますか?
わたしは結婚前、主人と世界一周の旅をしたくらい旅好きですが、子どもが生まれると旅行に行くハードルがグンと上がりますよね。
お金も余計にかかるし、準備も大変だし、なにより楽しいけど疲れるのよね。
たしかに予約とる段階から気合いがいるよね!
それでも「旅行に行きたい」「日常にはない、旅の刺激がほしい」と日々思います。
そんな時に知った『旅育』という言葉。
『旅育』って生きる力を育てるって本当?
今日の記事を読んだあとは、旅に行きたくなりますよ!
旅育とは?
1,旅を通じて成長すること
旅先では、忙しい日々をすこし忘れ、非日常体験や異文化に触れられるものですよね。
そんな旅を通して、
脳と心に良い刺激を与えてくれ、人として成長していくことを「旅育」といいます。
異文化交流をするためには海外に行かなくてはならない、と考えてしまいがちですが、国内でも地域によって文化や風習は違いますよね。
海外にこだわらなくても、いろいろな経験をして、さまざまなことを学ぶことができるでしょう。
2,親子両方にメリットたくさん!
仕事に育児に日々に追われているのは、親だけではありません。
子どもたちだって、学校の宿題やら習い事やら予定がつまっている子も多いですよね。
みんなが忙しい現代、それでも時間を作って旅行をすることで家族の絆を育むことができます。
さらにこんなにメリットだらけです!
- 知性や自立心、コミュニケーション力を伸ばす
- 世界の広さを体感し、地理・歴史といった知識を学べる
- 実際の体験から、興味や探求心、価値観を広げる
- 経験と思い出を共有でき、家族の絆になる
旅行って準備の段階からワクワクするし、帰ってきてからも思い出を話したりして、また行くために頑張ろうって思えますよね。
3,家族旅行には賞味期限がある?
あっとゆう間に大きくなってしまう親戚の子や友達の子。
我が子も例外ではありませんw。
星野リゾート・代表の星野佳路さんもこう言っています。
家族旅行には賞味期限があるということは、ぜひお伝えしたいです。子どもは反抗期がくると、親の意見をうけつけなくなり、終わると巣立ちの時を迎えてきます。
〜中略〜
夏休みは毎年ありますが、「小学1年生の夏休み」は一度だけです。旅行は来年に・・・なんて思っていると、子どもの成長は早く、興味や親との関係性も変わってしまいます。
家族だから永遠に行けるのでなく、家族旅行ができる時間は限られている。時限的です。
家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK 著:村田 和子
こどもはとても狭い世界で生きています。
その狭い視野を広げてあげたい、
その瞬間、瞬間で興味のあるものを与えてあげたいものです。
ハッとしました。家族旅行には賞味期限!納得・・・
旅育バイブル『旅育BOOK』
親子の旅育5メソッド
「旅育」を広める活動に取り組んでいる旅行ジャーナリストの村田和子さん。
村田さんの本を読んで感銘を受け、ただ楽しい家族旅行をしていたわたしも『旅育』を意識し始めました。
ご自身の旅育メソッドを本の中でこう紹介しています。
親子の旅育メソッド
1,旅の計画や準備は子どもと一緒に
2,役割や目標を設定、褒めて成功体験に
3,旅先では家族各々で過ごす時間をつくる
4,本物に多く触れ関心の芽を育む
5,思い出を「かたち」にして記憶に残す
家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK 著:村田 和子
村田さんはこの5つの旅育メソッドを実践することによって、子どもへの関わり合い方が変わり、学びが大きくなる、そして
将来に前向きに生きる力が育まれると言われています。
生きる力って具体的にどんな力だろう?
将来に前向きに【生きる力】
生きる力=『自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力』
たしかに5つの旅育メソッドを行うことで、
準備段階から一緒にやったり役割をもたせることで、自信や自立心が芽ばえ自己肯定感があがりそうです。
旅中の色々な経験から、他者を理解し、社会性・表現力を高めコミュニケーション力も育ちます。
また机上の知識ではなく、自分の体験から新たなことを探求したり創造したりする知恵となります。
まさにわたしがおうち英語のゴールとしている、
世界中どこに行っても自分らしく生きていける力をつけ、
カラフルで楽しい人生を送ってほしい!
に繋がると思いました!
せっかく旅行にいくのであれば『旅育』しなきゃもったいないですね。
旅育BOOKぜひ読んでみてください。
こちらの『THE旅育』もおすすめです。
旅育のやり方
ここからは実践編です。
従来の家族旅行は、まず目的地をきめますよね?「ディズニーへ行きたい!」など。
しかし、旅育では「どこに行くか」よりも「何をするか」「何を体験したいのか」を考えて目的地を選ぶのも手です。
恐竜が見たい!本物の化石ってみれるの?
それなら、福井県立恐竜博物館へ行こう!
リアルなジオラマがすごいらしいぞ。
夏休みの自由研究にできそう!
写真をとってきて、恐竜のことを調べて自分のダイナソーアルバムを作りたいな。
こんなふうに、「何をしたいか、どこにいくか、目標はなにか」まで親子で決めれたら最高にステキな旅育ができそうです。
子どもに主体的に考えてもらうように手助けしましょう。
準備段階から帰宅後の思い出のまとめまで、親子で一緒にするのが理想です。
旅程を自分でカスタマイズしたい方
とにかくお得に行きたいし、色々調べることも苦じゃないママ向け
わたしはいつも自分でカスタマイズ派なので、ホテルや電車、飛行機の予約は自分でします。
ホテルは国内であれば、楽天トラベルやじゃらん、最近話題のHafH(ホテル予約のサブスク)もおすすめです。
今は全国旅行支援の制度もつかって、お得に旅行にいけますね!(2023年6月現在)
海外ホテルはagoda、Booking.comをよく利用します。
自分で色々調べるのは時間も労力も必要ですが、楽しいですし何よりツアーよりはお安く行けます。
asoview!などのチケット購入サイトも活用しましょう。当日分の入場券もとれますし、並ばなくていいし、最安値が保証されています。
旅行代理店のツアーを利用したい方
計画をたてる時間もない、
子連れで旅行は不安、
希望はあるけどある程度きまっているツアーが安心なママ向け
なんといまは「旅育 ツアー」などで検索すると各旅行会社からツアーが出ているんですよ!
『旅育』本当に流行っているのがわかります!
・HIS
ツアーは一旦申し込んでしまえば、保険などもしっかりしていますしなにより安心ですよね。
お子さんが小さかったり、アレルギーや持病持ちだとなおさらです。
海外に行きたい方や、おじいちゃんおばあちゃんを含めた三世代旅行もツアーだと安心感が違います。
旅育のポイント
わたしもこれから旅育デビューなので、自分がこれはやってみたい!と思ったことををポイントにして整理していきます。
計画は家族みんなで考える
準備段階から子どもを参加させ、意見を引き出しそれを尊重していく。
今まではこちらが良かれと思って立てたプランに子どもを連れて行く感じでしたが、
「プランAとBだったらどっちがいい?」「なぜそう思うの?」
と、子どもが主体的に考えれるプランニングができるといいです。
しおりをつくる
修学旅行のしおりってワクワクしましたよね?
ひらがながわかるようになってきたら、しおりの作成もどうでしょうか?
子ども自身が、旅行のスケジュールや目標を把握できますし、帰ってきたあとも思い出の1つになりますね。
しおり作成がわが家の今後の目玉になりそうです、楽しみ!
子どもにも役割を与える
役割を与えるにしても、
『自分の荷物は自分で持つ』
『時計を見て時刻をみんなに伝える』
など、小学生くらいからかな〜と思っていました。
しかし、旅育では年齢にあった役割を与えることが大切と。
幼児でも、
『あいさつ係(どこにいっても元気にあいさつを率先していう)』
『お楽しみ係(移動中にする、しりとりなどのゲームを考える)』
などであれば、年少さんくらいからできそうです。
しっかり役をこなせたら、褒めることも忘れずに!
旅行中はいつもよりなるべく怒らず(頑張ろう・・・)、褒めて褒めて自己肯定感をあげてあげましょう。
【重要】楽しく、安全に行けるようルールを話し合う
「新幹線の中ではどうゆうふうに過ごしたらいい?」
「自分のリュックに入れて持っていきたいものは?」
「迷子になったらどうする?」
トラベルはトラブル。というほど、旅にハプニングはつきものです。
でも楽しいハプニングなら後で笑い話ですが、事故や防犯面でのトラブルは怖い。旅行が存続できないようなことも無いとは言い切れません。
子連れ旅の1番の基本!
後悔しないように、安全第一を考えて。
ルールや目標を事前に話し合って家族みんなで決める → しおりに書いて共有 → 旅行中も声をかけあいながらリマインドしあう
予測できうること、事前に話しあい気をつけれることは、しっかり話し合いましょう!
まとめ
いかがでしたか?『旅育』してみたくなったんではないでしょうか?
子連れ旅は、時間や予算や防犯などいろいろ考えるところは多いですが、
家族共有の思い出はプライスレス!
しかも、今後の子どもの人生に良い影響しかないんです。
旅育は、ただの旅費ではなく教育費ですね。
子育ての限りある貴重な時間を、
たくさんの家族の思い出で彩りたいものですね!
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