ちまたでは英語学習は早いほうがいいというメディアの意見が圧倒的に多いです。
臨界期って? 小学生からのおうち英語は遅いの・・・?
遅くないです!!!
早ければスムーズに進むことが多いだけです!
結論からお伝えすると、小学生からでも全く遅くないです!
ただ英語耳、英語脳を育てるという点では早いにこしたことはないです。
言語習得の「臨界期」は本当に存在するのでしょうか?
そもそも「臨界期」とはなんなのでしょう?
『臨界期』とは?
『臨界期』:動物行動学の概念。生存していくための基本的能力を習得していく期間をさす。
なるほど。もともと人間や、言語に限らない言葉なのです。
動物の臨界期としてよく知られているのは、アヒルなどの鳥類に見られる「刷り込み」という現象。産まれてから最初に目に入るいきものを親と思い込み、その後追いをする現象で、これは産まれてからの期間限定の行動です。
それが、「英語学習は早い方がいい!」という言語習得の話に置き換えられ、言葉だけが早歩きしているだけなのです。それを『臨界期仮説』といいます。
『臨界期仮説』とは?
『臨界期仮説』:ある一定の時期をすぎると、ネイティブのような言語習得を身につけることは困難になるという仮説
臨界期仮説の中でも、母語でない第二言語について、移民を例にあげこう書かれています。
16歳以前にアメリカへ移住した人は、みな高い英語力を示したのに対して、それ以降の年齢で移住した人については個人の素質によって言語能力に差がみられたという。しかし、少数ながら成人してからもネイティブに近い文法能力を身につけた人も存在することは事実である。
引用元:ウィキペデイア
たしかに移民の家族でも、「友達とコミュニケーションをとりたい!」「学校の学習についていかなきゃ!」と、生きていくために英語必須の子ども達のほうが習得は早いでしょう。
しかし、”ネイティブのような言語習得は困難になる。” とあるので、
最終的に、伝わる英語が身につけばいいと思っている方には、臨界期仮説は無意味です!
臨界期など気にしないことにしましょう。
バリバリのバイリンガルキッズを育てたい方は、このあとの記事もお読みください。
英語の臨界期については意見が分かれている
それがいつなのか、そもそも存在しているのか、研究者の見解は様々です。
いろいろ調べてみると、10 〜12 歳ごろとする説が多い印象。
ですので5〜10 歳ごろまでにはじめておけば、比較的英語力の向上はスムーズです!
英語耳にフォーカスすると、発音などの音声の臨界期はもう少し早く6 歳ごろともいわれます。発音は、臨界期を超えるほど、正確な舌の位置や口の開き方の指導がなければ習得が難しくなっていきます。
小さい頃から英語に日常的に触れていた場合、教えなくても正しい発音での発話ができるでしょう。
みなさん自身も、日本語を習得した中で発音の仕方を学んでないのと同じですね!
【結論】臨界期はないけどある!あるけどない!
どっちなんだ!という結論で申し訳ありませんw
ネイティブのように英語を習得したいのであれば、臨界期は存在するようです。
発音はあまり気にせず、でもちゃんと伝わる英語を習得したいのであれば臨界期はないといえます。
上の子はもう中学生だけど、本当に遅くないの・・・?
思春期以降は本人の動機づけが大切
思春期以降からでも高いレベルの英語力を身につけた人は沢山いますよ。
しかしそこからで1番大事なのは、本人の英語を習得したいという強いモチベーションです!
主体的に英語学習に向き合う! 積極的に英語話者と話すチャンスをつくる!
ってことは、本人が英語に興味がないときはもうできることないのかな?
英語に限らず、世界に興味づけをするような声かけや、環境を提供することなどから始めてみましょう!いろんな可能性を与えてあげたいですよね!
わたしの意見
英語教育はこれから二極化していくとも言われています。
いまは翻訳アプリもどんどん精度があがり、ChatGPTなどのAlも発展し続ける世の中。
別に、話せなくてもいい時代になるんじゃないかとも・・・。
しかし、言葉は自動翻訳で代替しやすい「読む・書く」以上に、「聞く・話す」が、より重要!
ということは、英語耳・英語脳を育てるために、早く始めるほうが有利です。
英語に対する抵抗感をなくすためにも、なるべく早いスタートでのおうち英語はオススメですね!
小学生でも中学生でも遅くありません。始めどきは、いつも今!
あわせて読みたい→ おうち英語【子どものメリット】、おうち英語【親のメリット】
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